ジョージ・クルーニー ゲーテのアイコンに学ぶ! 贅沢な生き方、贅沢な仕事


『オーシャンズ11』の大ヒットで、ジョージ・クルーニーが押しも押されもせぬ大スターとなったのは2001年のことだ。演じたダニー・オーシャンよろしく、人気俳優の弟分たちを従えて立ち上げた製作会社では監督デビューも果たした。その彼を表紙にした「ゲーテ」の創刊号が出たのは2006年、前年に日本公開された『オーシャンズ12』も大ヒットを記録し、まさに日本中が彼に魅了されていた頃だ。だが彼自身、より力を入れていたのは、「ゲーテ」創刊と同年に公開された監督第2作『グッドナイト&グッドラック』だろう。1950年代に吹き荒れた”赤狩り”と敢然と戦ったジャーナリストたちを描き、その後の自身の生き方にも直結するこの作品を作るため、彼は自宅を抵当に入れて予算750万ドルを工面した。完成した同作はヴェネツィア映画祭で2冠獲得、アカデミー賞でも6部門ノミネートを果たす。

「もし映画が金になるなら、僕は”金”を作る。もし金にならなくても、作りたい映画を作るけどね」

ビジネスを楽しみつつ、青臭い夢や信念も諦めない。そして、ここぞという時には一気に勝負に出る。しぶとさと度胸を兼ね備えたロマンティストは、男なら誰もが憧れる理想の在り方であり、だからこそ、「ゲーテ」はこれまで幾度も彼を表紙に選んできた。

2006年には、進出予定だったラスベガスのリゾートホテル事業の用地を売却し、そこで得た1億ドルの利益をアフリカの債務削減プロジェクトに寄付。その後はブラッド・ピットらとともに慈善団体「Not on Our Watch」を設立し、引き続きアフリカを支援し続ける。社会派一辺倒かといえばそうではなく、好きが高じて乗り出した「究極のテキーラ作り」では、自身のブランドまで立ち上げたり、極めつきは、「生涯独身宣言」を翻(ひるがえ)した一昨年の結婚だ。ヴェニスでの結婚式は5億円をかけた煌びやかなものだったという。そして2週間のハネムーンは、英国・バークシャーに購入した8億円の新居でふたりきりで過ごしたとか。一時は売却が噂され、ベッカムが36億円で購入を申しでたコモ湖の別荘も、いまや愛の巣だ。

「金はずいぶんなくした。赤字ばっかりさ。とはいえ日雇い仕事ってわけじゃない。イタリアにいい家も持ってる。上出来さ」

仕事と人生を楽しむために財は惜しまない。「24時間仕事バカ!」こそ、贅沢に生きるべきだと彼は教えてくれる。

George Clooney

1961年ケンタッキー州生まれ。78年俳優デビュー。『オーシャンズ11』『フィクサー』など代表作多数。監督・プロデューサーとしても活躍。俳優としての最新作にコーエン兄弟の『ヘイル、シーザー!』が5月に日本で公開予定。

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