ユニクロ柳井正社長が早大生に「人生ピーク論」語る


「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長が1月19日、母校の早稲田大学で、学生や若手経営者ら約300人を相手に「対話による勉強会」を2時間にわたって行い、「日本で一番足りないのは起業家精神だ」と強く訴えた。

株式会社ファーストリテイリング(Fast Retailing Co., Ltd.)は、株式会社ユニクロなどの衣料品会社を傘下にもつ持株会社である。東京証券取引所第一部上場。

Wikipedia参照

 

柳井氏は冒頭、「先日、ソフトバンクグループの孫正義社長、日本電産の永守重信会長兼社長と3人(永守氏と柳井氏はソフトバンクグループの社外取締役を務めている)で話したが、僕らは執念深く、最後まであきらめない。みなさんは私を超えてすごくいい経営者になり、日本と世界をいい方向に変えていってほしい」と強調した。

 

寝る間を惜しんでも、スキルをつけるには10年

学生に向けたアドバイスは独特なものだった。「人間の能力のピークは25歳だ。一生は一回しかない。みなさんいつかは確実に亡くなる。そのときまでに何が出来るか。未来に向けて何ができるか。それを考えることが起業家として成功する要因だ。世界中にチャンスがあふれている。人と違ったことをして欲しい」と語った。

ただ、学生から「圧倒的なスキルを25歳までにつけるにはどうすればいいか?」という質問が出ると、「それは無理だ」と断じた。

柳井氏は「どんな仕事でもスキルをつけるには、毎日寝る暇を惜しんでも10年ぐらいはかかる。それでも、一番早くスキルがつく方法は自分で事業をすることだ。わからないことがあれば、事業をやっている人に聞いたらいい。ただ、スキルだけつけても、少しだけ儲かって一瞬で終わるだろう。世の中に対して何がいいことかを考えることが重要だ」と返した。

若手経営者に向けてもアドバイスを送った。「経営者は満足したらそこでおしまいだ。世界中には自分より良い方法でやっている経営者がたくさんいると思うべき。今は世の中がどんどん変わっており、最大の変革期にある。中でもグローバル化とデジタル化の波が大きい」と指摘した。

グローバリゼーション(英: Globalization, Globalisation)とは、社会的あるいは経済的な関連が、旧来の国家や地域などの境界を越えて、地球規模に拡大して様々な変化を引き起こす現象である。グローバル化ともいう。

Wikipedia参照

デジタイズ(英: Digitize)は、オブジェクト・画像・信号(通常アナログ信号)を離散的な値で表現すること。デジタイズされた結果を「デジタル表現」あるいは「デジタル形式」、画像であれば「デジタル画像」などと呼ぶ。デジタル化電子化も同様の意味で用いられる。

Wikipedia参照

 

そのうえで、「日本人は概して、変えるということに非常に怯えているか、自信がない。一番の長所であり短所であるのが安定、安全、安心だ。だが、それらは経営にはまったく必要ない。この3つが出てくることは経営に満足しているということだ。成功するには時代を追っかけていてはダメ。変化を自分で作って行かなければならない」と訴えた。

目標設定についても、柳井節は止まらない。「経営者はだれよりも高い目標を持たないとダメだ。低い目標だと絶対成功しない。100メートルを9秒9で走ろうと思う人しか、そのように走ることはできない。100メートルを13秒で走ろうと思っていてはできない。経営者は9秒9で走れる可能性の人を集めて会社を作る。そのための仕組み、方針を作る。そういうビジネスチャンスに資金を投入し、人を育成することだ」と述べた。

一方で、日本企業の経営に対して苦言を呈す場面もあった。「経営者が経営をしていない人が多い。コーディネートや調整はしているが、世の中がどんどん変わる中、会社を変えていかないといけない。きちんとリーダーシップをとり、会社の方向性や方針を打ち出すべきだ。過去と同じ繰り返しではいけない。日本が20年以上停滞したのは、経営者がバックミラーを見て、繰り返しをしていたからだ」と厳しい見方を示した。

 

経営者が「経営していない」とは?

柳井氏の「熱血講義」は2時間以上に及んだ

途中、若手経営者からは「社員が固定化してくれない」という質問が出た。これに対して、柳井氏は「(中小やベンチャー企業では)多く辞めるのが普通。10人が入ったら8~9人は辞める。ただし、見込みがある人には将来こうなろうとか、夢を語らないといけない」と話していた。

人材に関しては、ファーストリテイリングを例に出し、「われわれの経営幹部で活躍している人はほとんどが一流大学出身ではなく三流大学だ。ただし、人間としての力があり、人をまとめる力がある。その中にはずっと赤字だった英国を立て直し、ヨーロッパ全体の社長になった人もいる。10人に1人もいないが、そういう人を見つけ、その人と一緒に夢を持っていければいい」と持論を

 

自身の経営者論についても触れた。「経営者は自由。ある意味では責任を負っているけど自由。何でもできる。たぶんこの世の中で一番楽しくて苦しい仕事は、経営だと思う」と話した。

最後は「これまで、運にも恵まれてきた。悲観的に考えたらきりがない。超楽観的に考えている。でも事前の準備は綿密にやる。できることをやる。将来ビジョンのイメージがあり、協力してくれる人を探す。そうするとほとんどのことはできる。ビジネスは本当に面白い」と締めくくった。

元記事を読む

One thought on “ユニクロ柳井正社長が早大生に「人生ピーク論」語る

  1. Pingback: social media management christchurch

Comments are closed.